2023年3月24日発表のプレスリリースで成田エクスプレス用E259系の車両デザインのリニューアルが発表されました。
https://www.jreast.co.jp/press/2022/20230324_ho05.pdf
デザインの変更内容ですが、塗装には変化が無く、ロゴマークの位置などに変更がありました。前面と側面のロゴマークが変更されており、これまでの「N'EX」から「SERIES E259」に変更されます。これまであった「N'EX」ロゴは先頭車運転台側に設けられます。あと成田エクスプレス関連のロゴが最小限のみになっています。側面の形式名だけのロゴはE257系リニューアル車と似たようなデザインになっています。
ここからは車両デザインの変更の理由を考察していこうと思います!プレスリリースにはとても気になる記述がありました。
「空港アクセス特急に限らない多様化したご利用目的に合わせた都市間輸送特急」、そして「時代の変化に対応し持続して進化を遂げる」
これはE259系を特急「成田エクスプレス」以外で使用しようとしていると考えられます。では何の列車に使用するか考察していきます。
255系は老朽化しており、過去のJR東日本の労働組合の資料には255系は2023年度には置き換えすると記載されており、JR東日本がE257系5500番台を651系置き換え用に使用したように、最近のJR東日本は特急型車両の新車製造での置き換えに消極的なので、E257系の例のように、E259系を255系置き換え用に使用する可能性があります。数年前に総武本線佐倉以東で試運転が行われていたので、E259系による255系の置き換えはあり得ない話では無いと考えられます。しかし、E259系は22編成在籍し、19運用存在するため、255系置き換えを実施するには減便と減車が必要となります。果たして減便や減車が出来るのかは不明です。
- 波動用での運用
E257系5500番台の転用の影響で首都圏の波動用車両が不足しているので、波動用での使用を想定したロゴ変更の可能性もあります。現在、E259系は予備車を考えると2編成しか余裕が無いので、少ない編成数でも問題ない波動用としての使用は可能性があります。インバウンド需要の復活でE353系付属編成では輸送力不足になっている特急「富士回遊」への投入も考えられます。E259系は富士急行線への乗り入れの実績があります。
今のところ、E259系の具体的な運用計画が不明なので今後に注目ですね!
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